こう言うとなんだか語弊がある気もするが、実際カバンにぶんすけを詰め込んだのだ。
15日から夏休みが始まった。
恋人は12日から休みだったので休みは合わなかったが、恋人が休みの間は私の部屋で留守番をしてくれていた。
15日は朝からぶんすけを移動用キャリーに移し、餌や水を新しいものに替えて、新聞紙を底に敷き、キャリーを保冷バッグに入れた。
このキャリー、本当に良い。
今日でぶんすけはこの移動用キャリーで過ごして2日になるが、楽しく過ごしているようだ。
本人から言われたわけじゃないから知らんけど。
見た感じ広さもそれなりにあって過ごしやすそうだ。
そんなぶんすけをキャリーごと保冷バッグに詰め込み、空いている場所にエサをぶち込み、中のポケットに保冷剤を入れた。
そして恋人と一緒に駅へ向かった。
ばあちゃんちに無事着いたので、いよいよぶんすけのお披露目だ。
めちゃくちゃもったいぶりながら保冷バッグからキャリーを取り出した。
「ほらほら、初孫だよ〜!」
と言ってぶんすけを見せたら、
「何言うてんやこの子は」
「おかしくなったんちゃうか」
と呆れられた。
ぶんすけを放鳥すると、ものの5分で慣れてすぐにばあちゃんにくっついていた。
そりゃあ私よりばあちゃんの方が良い。私だってばあちゃんにくっついていたい。
ぶんすけの放鳥を終え、キャリーに戻してからは私がずっとばあちゃんにくっついていた。癒される。ばあちゃんのことが大好きでたまらん。
じいちゃんも大好きだけど。
墓参りに行ったら、曲がり角を曲がった瞬間に「うわっ!!!」と声が出てしまった。