恋人の好物、子持ちカレイの煮付けを作るためだ。
好物が子持ちカレイの煮付けなんて、なんとも渋い。
家に帰ってぶんすけのごはんと水を替え、ケージの掃除をし、部屋の掃除をした。
洗濯機を回し、その間にシャワーをして、洗濯物を干し、料理に取り掛かる。
この時点でなんだか結構疲れているのだが、
この日の私は料理を作る気満々だった。
前回作ったカレイの煮付けも悪くはなかったのだが、皿に盛る時に少し煮崩れしてしまった。
今回はネットでレシピを調べまくり、同じような煮付けに関する悩みで質問している人のYahoo!知恵袋を読みまくっていた。
準備は万全だ。
「絶対に美味しいカレイの煮付けを作るぞ!」という意気込みに溢れていた。
当たり前だが、みりんや料理酒を使い、ちゃんと落し蓋もして、煮付けを作った。
今回の付け合わせはネギにした。
それだけでは寂しいので、煮付けを作る前にほうれん草のおひたしとだし巻きを作った。
私が住んでいる部屋は7畳1Kの一口コンロの部屋なので、限られた狭いスペースで料理をしなければならない。
それも一口コンロなので、ひとつ料理をつくれば、鍋が冷めるのを待ち、洗い、また一品作る。
いつもそのような面倒くさいことをしてご飯を作っている。
はやく三口コンロ、せめて二口コンロの家に住みたい。
そんな面倒なことをして、どうにか、
煮付けと出汁巻きとほうれん草のおひたしと味噌汁、という
日本人らしいご飯を作った。

部屋も狭けりゃテーブルも狭い。
恋人はとにかく子持ちカレイが好きなので、
子持ちの部分は恋人にあげた。
恋人は「美味しい美味しい」と言って食べてくれた。
いつも恋人は、なんでも作ったものは美味しいといってくれるのだが、今回もたくさん美味しいと言って食べてくれた。嬉しい。
食べた後の食器は洗ってくれたので、
その間は恋人が買ってきてくれたハーゲンダッツを食べながらだらだらしていた。
その後は、ぶんすけを放鳥して、
「明日どこに行こうか?」
「なんかスイーツでも食べる?」
といった話をしながらインスタでリサーチしていた。
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