帰省2日目。
↓1日目
おじいちゃんとおばあちゃんというのは不思議だ。
鳥を飼ったことがないのに、鳥を飼ったことがあるかのようなことを言う。
ぶんすけと遊びながら、
ばあちゃんは
「あんた、眠たいんか?あんよが熱いで」
「細うなってるわ。怖がってるんちゃうか。」
とぶんすけの様子を見て鳥の生態を的確に当ててみたり、
じいちゃんはというと、
「おうおう、お前は高いところの方が行きたいんやろ?」
と言いながら、左手に乗ったぶんすけの目線より高いところに右手を差し出したりする。
確かに文鳥は自分の目線より上の場所に行きたがる気がする。
私は文鳥を飼ってしばらくしてからこれに気づいた。
鳥の生態についても、やはりぶんすけと暮らし始めてからでないとわからなかったことばかりだったが、なぜかじいちゃんとばあちゃんにはわかるようだった。
ぶんすけと対峙して数秒後には手に取るようにぶんすけのことがわかってしまうようだ。
人間って不思議だ。人間というか、歳を重ねたものって、やっぱりすごい。それなりの知識と経験を蓄えているのだな。
ぶんすけもすっかりじいちゃんとばあちゃんが気に入ったようだった。
穏やかな時間を過ごした。
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