恋人との夏休み第2部が始まった。
遠出をしようかといろいろとプランを考えてみたりしたが、結局帰省ラッシュのこの時期に関西を出るのは賢くないな...ホテルも高いし...ということで、日帰り可能な関西圏、滋賀の信楽に行くことになった。
信楽は大阪から電車で2時間ほどの信楽焼きという陶芸が有名な街だ。たぬきの焼き物でピンとくる人もいるかもしれない。
甲賀市にあり、近くに忍者の里(甲賀流)やミホミュージアムがある。
なぜ信楽なのかというと、私が陶芸をしたかったからだ。一年前ほどからずっと陶芸をしたい陶芸をしたいと言い続けていたのだが、それがついに叶った。
そのついでに、滋賀県では知る人ぞ知る「魚松」という近江牛と松茸が食べ放題のお店が信楽にあるのだが、お昼は奮発してそこで食べることにした。
JRで草津駅へ。
ここまでは私もよく利用する。
祖父母の家が滋賀県なので。
草津駅からJR草津線に乗り換えて貴生川駅へ。
JR草津線は初めて乗った。
草津線は山手へ向かう線なので琵琶湖が見えなくなり、どんどんのどかな風景へと変わって行く。
そこからローカル線の信楽高原鐵道に乗った。
ワンマン運転の一車両の鉄道だ。
なかなかインパクトのある車両だ。
車両の中もたぬきと忍がちりばめられていた。
お盆の時期ということもあってか、お客さんはあまりいなかった。
乗り込むと後ろにもたぬき。
どこにでもたぬき。
なぜだかずっと見ていられる後ろに続く線路。
ほとんどお客さんがいない。
「ぼくのなつやすみ」のような田舎の風景と、森の中をくぐりぬけ、
お昼を食べる「松茸屋 魚松」がある柴香楽宮跡駅へ。
もちろん無人駅。
そこから徒歩7分で「魚松」に着く。
基本的に客は車で来るようだ。駐車場がかなりでかい。
まず信楽高原鐵道を利用して来るような人はあまりいなさそうな気がする。
そもそも信楽高原鐵道は1時間に1本しかないので注意。
魚松に入ると、とても愛想の良い店主が迎えてくれて、「ゆっくりしていってくださいね」と言ってくれた。
そしてまた愛想の良い店員さんにバトンタッチされ、座敷に案内された。
すでに松茸を煮付けてあるものが置いてあったので、肉が来るまで喋りながらつまんだ。
豪華なお通しだ。しかも結構な量。恋人はこの松茸の味付けを気に入っていた。
食べ終わる間も無く肉が来た。
びびる。
まず、でかい。
思ってた2.5倍でかい。そして分厚い。
で、なんかめっちゃうまそう。
サシ入っててうまそう。
広げてない状態でこれ。
広げたら二枚で鍋いっぱいになっちゃう。
それなのに店員さんが鍋にバンバン入れる。
この食べ放題コースは7500円のコースで、「近江牛と松茸の暴れ食い」と銘打っているのだがまさにその通りで、本当に暴れ食わされる。(ありがとうございます)
一通りお肉を焼いたら、次は野菜が来る。
野菜セットと松茸。
もちろん肉もどんどん追加される。
野菜は一気に入れる。
その上に肉を投入。
松茸のでかさが尋常じゃない。
と思いきや肉も負けてない。
撮るのを忘れたが、松茸ご飯も食べ放題だ。
私達はご飯どころではなくいっぱいしか食べなかった。
肉を散々食べまくった後に、
松茸の煮込み?が投入された。
もうここまでくると松茸のゲシュタルト崩壊だ。
何回も言うけど肉がやっぱりうまい。
まあ7500円出してるから7500円なりの肉は出てくるでしょって思うけど、7500円でこのレベルではない食べ放題や飲食店もたくさんあるし、7500円でこの近江牛と松茸(おそらく国産ではない)が出てくるのはなかなかすごいのではないかと。その上食べ放題だ。
恋人が少食なため早々にギブアップし、恋人の分も肉を食べたので、結果18枚くらい食べることになり、
「もうそろそろ入らん...」とギブアップしかけ、
恋人に「あんたがチャンピオンや...」と言われたところで
店員さんが入ってきて
「これ水ナスのお漬物です〜!またこれ食べて休憩して、復活したら食べまくってくださいね〜!」
と、お漬物を置いていった。
時間制限なしの、休憩ありのなんでもありだ。
それから30分くらい休憩して、2枚また肉を頼んだ。
そしてまた「美味しかった〜!いやでももう無理やわ...」
「いや俺はもうとっくに無理やで...」
と言っているところにまた店員さんが来て、
松茸の土瓶蒸しとデザートを置いていった。
「土瓶蒸し食べたらほっこりするし第2弾いけるわ!がんばれ〜!」
とのことだった。
本当にガンガン食べていいらしい。
まさに「暴れ食い」の名に相応しい。
さすがにあの大きさの肉を20枚近く食べて第2弾は無理だったが、おいしいお肉と松茸をたくさん食べることができて、大変満足だった。
1時間半くらい滞在し、お会計した。
抽選で花火が当たった。
それ以外にもなぜか帰り際に店主がたくさんお土産をくれた。
とても愛想が良い店主と店員さんで、良いお店だった。
お腹も満たされて、次は目的の陶芸を体験しに信楽へ。
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