
ぶんすけは話を聞いて相槌を叩いてくれるわけでもなく、慰めの言葉をかけてくれるわけでもなかった。
ただピョンと手に乗って、よちよちと上がってきて、手に入り込んですやすやと眠りだした。


それを見て(ああ...愛しすぎる...もうどうでもいいや...)となってしまったので、ぶんすけはすごい。文鳥は世界平和への第一歩かもしれない。
そのあと、恋人から電話がかかってきたので出ると、「どうしたん?」と聞いてくれたので、今日あった出来事を話した。
恋人は話を聞いてくれ、「気にしなや。ちゃんとやってることは俺がわかってるから。」と言ってくれたので、またしても今日あった嫌なことがどうでもよくなってしまった。恋人にはノーベル平和賞を贈りたい。